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その1-焼き物の種類について
その2-刀・日本刀について
その3-刀・日本刀(種類と名称)

 

その1-焼き物の種類について

有田焼(ありたやき)

佐賀県の有田で作られた陶磁器。朝鮮から渡来した李参平の製作が始まり。伊万里港から積み出されたので伊万里焼ともいわれている。また、有田焼は製造時期、様式などにより、「古伊万里」様式、「柿右衛門」様式、「鍋島」様式等々に分類されます。その歴史は400年にも及び、日本で一番古い磁器だといわれていいる。日本国内はもとより、ヨーロッパに渡って王侯貴族を深く魅了し、後にマイセンなどの名窯を生む礎となる。 有田焼きの優れた耐久性と白く透きとおるその美しさは、昔から珍重され、現在も美術品として、また優れた日用品として広く愛用されている。表面を軽く指で弾くと、陶器とは異なる磁器特有の高い澄んだ音がします。
有田焼は焼成温度が高く約1300度、生地(白磁鉱)がたいへん上質なため見事な仕上がりと、長い伝統に裏打ちされた文様、技術、デザインは日本を代表する“焼き物”といえます。

伊万里焼(いまりやき)

佐賀県伊万里港から積み出された磁器の総称。江戸初期から全国に流布した。遡ること遠く江戸時代、鍋島藩の御用窯として、その卓越した技法を守るため、大川内山に優秀な細工人や画工を集め、色鍋島など当時としては技術の粋を結集させて製陶にあたらせたのが始まりです。ここには明治の廃藩に至るまで鍋島の御用窯が置かれていましたが、陶技の秘法を漏らさないよう、大川内山の入口に関所を設け人の出入りを厳しく規制するとともに、焼成された焼物についても市販されることなく将軍家、諸大名への献上贈答品、藩庁用品として用いられ珍重されました。
伊万里焼はその特徴から4つに分類することができます。

色鍋島 白磁の肌に染付で文様を描き、本焼きをした後、赤・黄・緑を基調にした上絵を施して、再度焼き上げます。陶磁器の最高峰として、その美しさを誇っています。
鍋島染付 透明感のある白磁に、藍一色の染付を施します。この染付に使う呉須の色が特徴で、凛とした美しさが醸しだされています。
鍋島青磁 大川内山から産出する青磁原石を用い、何度も青磁釉をかけては焼き、艶やかで神秘的な、独特の色合いがかもしだされます。
唐津焼 唐津焼(陶器)の流れを受けた焼物も作られています。この地方は、磁器が焼かれる以前は、古唐津の窯場が数多くあり、焼物の技術が培われていた歴史的な背景があります。


織部焼(おりべやき)

桃山時代、岐阜県の美濃(現在の多治見市、土岐市、可児市など)で古田織部が創始した焼物。茶器が多い。千利休(せんのりきゅう)の弟子で桃山文化を彩った茶人「古田織部」(ふるたおりべ)の名に因んだやきものです。


笠間焼(かさまやき)

茨城県の笠間(現在の笠間市周辺の地域)で生産される陶器の総称。江戸時代中期から生活雑器を中心に生産されている。江戸時代・安永年間(1772〜81)に近江国・信楽から招かれた陶工・長右衛門に、箱田の久野半右衛門が教えを請い、窯を開いたのが始まり。笠間藩主・牧野貞喜の保護政策もあり、建ち並ぶ窯元から、大量の陶器が江戸などの大都市に出荷される一大産業となりました。